新欧州本社の開設は従業員に好い影響を与え、欧州全域での協力関係を促進するだろう」と、Incyte(本社:米国・デラウェア州)Executive Vice PresidentとGeneral Manager Europeを兼任するJonathan Dickinson氏はコメントしています。
「Campus Léman」と名付けられた新施設には、インサイト社のグローバル・地域規制、臨床開発、商業、医療、技術業務の各グループをはじめ、その他のサポート部門のチームメンバーなど、約150人以上の従業員が異動を予定しています。新社屋の敷地は11,600㎡におよび、レストランや庭園など、一般の人も利用できる施設も併設されています。
インサイト社は、腫瘍や炎症、自己免疫における新薬の研究開発と製品化に注力しています。2002年に米国デラウェア州ウィルミントンで設立された同社は、現在、米国、欧州、日本に拠点を構え、約1,500人が勤務しています。2016年にARIAD Pharmaceuticalsの欧州事業を買収後、ヴォー州・イヴェルドンのY-PARCに60,000㎡の製造拠点を設立することにより、スイス事業の更なる拡大計画を発表していました。Y-PARC内の新製造拠点は2021年に完成予定です。